2007年4月オープン。茨城県の潮来市に本店を構える味噌ラーメンの人気店。同系列3店舗目となりますが千葉県での出店は初。店主は北海道出身ということで、店名から純連を連想させますが無関係で、どうやら店主のご両親の名前から人文字ずつもらったのだそう。国道沿いで大型駐車場完備、店内も4人掛けテーブル席×5、カウンター10席と広々。
ビジュアルはまさに王道の味噌ラーメンといった感じ。白濁した豚骨スープを野菜と一緒に炒め、味噌の風味や辛味背脂のコクが活きたスープです。それと同時に強い甘味も特徴的。羅漢果という中国の果物を隠し味に使っているのだそう。麺は運営会社でもある大利根食品製の中太麺。やや固めに茹でられており、力強いスープに対して存在感を発揮しています。
豚骨ベースのパンチのあるスープに野菜の甘みが効いており、みそら〜めんの印象に近いものを感じますが、こちらの方が炒め野菜の香ばしさを感じられます。ただいかんせんしょっぱ過ぎてぐいぐい飲むには難しいスープ。味噌ラーメンとしてのパッケージを醤油に落とし込んだ、個性を感じるラーメンだとは思いますが、一体感やトータルの完成度としてはみそら〜めんの方が一枚上手かな。
白井店は久しぶり。注文時に大盛も選択できます。味噌の味一辺倒にならずスープとの一体感がありますね。野菜の甘みが生きているのでスープが変に重たく感じないのが良いですね。背脂が浮いているがそれに紛れて刻みニンニクも大量に入ります。食べている間は上手く裏方に回っているようですが食後は大変です笑。麺は以前の印象と異なり若干柔らかさのあるもっちり感。
みそ、正油、塩それぞれにぼしバージョンがあります。濃すぎない動物系主体のコクのあるスープに背脂、ニンニクが主張しているところはみそと同様です。そこに煮干しや鰹節の魚粉が振られています。看板メニューであるみそをベースとしたスープなので、最初から和風ラーメンを目指したものとは異なる方向性ですが、自家製の太麺も然り面白さを感じさせます。塩分をもう少し抑えたらさらに好みかな。